2016年10月20日

♪油絵具について〜どうやったら速く乾く?その1〜♪

こんにちは!カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこです目

先日、またまたホルベインさんに弊社スタッフ向けに画材講習会をしていただきました!
今回のテーマは『油絵具』。
なかなか化学的で難しいお話もありましたが、勉強したことをまとめてみたいと思います手(グー)

ちなみに、絵具の事で困ったときはホルベイン工業さんのQ&Aサイトがおすすめです!
http://www.holbein-works.co.jp/technical_info/index.html

p_item_oil.jpg

さて、油絵具ってなかなか乾きませんよね〜たらーっ(汗)
水彩やアクリルなど油絵具以外の絵具は、絵具に含まれている水分が蒸発することによって乾きます。
でも、油絵具には水は含まれていません。どうやって「乾く」のか?
詳しい説明はたいへん化学的でみやこには出来ませんので省略いたしますがあせあせ(飛び散る汗)
乾性油の中に含まれている脂肪酸が、空気中の酸素と反応することによって、隣同士の脂肪酸とがっちり結合していく→液体の油が固体になる(乾く)・・・ということなんです(この説明で分かりますかね。。。あせあせ(飛び散る汗)
水彩絵具とは仕組みが違うんだ!ということだけ覚えておいて頂ければ。。。

そんなわけで油絵具を速く乾燥させるには、この「空気中の酸素とくっつく」、という化学反応を促進させる必要があるわけですが、最も効果的なのは温度を上げることです。

ホルベインの方いわく『45度くらいだとすぐに乾きますよ〜』とのことですが、人間の方はとてもそんなところで描いていられませんね^^;
夏場でしたら、よく陽の当たるところに絵を置いておけば比較的乾きやすいと思います。
注意して頂きたいのは冬場、15度以下になると極端に乾きが遅くなります。
特に厚塗りの場合は表面だけ乾いてしまって内部まで乾燥しない(酸素が入ってこない)ということが起こり、剥落や亀裂の原因になるので注意しましょう。
寒い冬は暖房のきいた室内で描きましょう!(換気は忘れずに)
乾くのが遅い場合は、ホットカーペットの上に絵をのせておくと、均一に温められて効果大です。
ドライヤーは温められる面積が少なくかなり時間がかかりますのでおすすめではありません。
1年のうちに大作をたくさん描く予定がある場合は、下塗りだけでも夏場の間に済ませておくとよいでしょう。

さて、長くなってしまったのでひとまずここまで!
次回は温度を上げる以外の方法=乾燥促進剤について少しご紹介します。
みやこでした〜かわいい

posted by ミヤコ at 20:04| Comment(0) | 油絵具

2016年10月19日

☆水彩画用保護スプレーについて☆

こんにちは!カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこでするんるん
なんだか忙しくて前回のブログから間があいちゃいました。。。(><)
今回は続けて書いてました水彩画編、ひとまず最終回!水彩画用保護スプレーについてですアート

間があいて忘れちゃったよ〜という方、今までの水彩画編はこちら↓
その@ ☆水彩絵具について☆
そのA ☆水彩絵具用メディウムについて・その1☆
そのB ☆水彩絵具用メディウムについて・その2☆

せっかく描いた水彩画、大事に保存しておきたいですよね!
店頭でご用意している水彩画用保護スプレーは3種類です。(いずれもホルベイン社製)
☆UVグロス バーニッシュ
PHOTO123.JPG
220ml¥1,500+税
ツヤありの耐光ワニスです。
水彩画面やインクジェット出力紙の、紫外線による褪色を抑え色の持ちを高めます。
グロスタイプなので色調が深まります
(かけすぎると過度のつやが出て画面の雰囲気を損なうことがあります)。
画面保護ワニス(軽い引っかき傷の防止)としても使えます。

☆UVマット バーニッシュ
PHOTO124.JPG
220ml¥1,500+税
こちらはツヤ消しの耐光ワニスです。
水彩画面やインクジェット出力紙の、紫外線による褪色を抑え色の持ちを高めます。
画面は落ち着いたつや消しになります。

exclamationUVバーニッシュのご使用の注意exclamation
・よく振ってからご使用下さい。
・画面から30cm程度離して、画面と平行に上下左右、全体に均一に吹き付けて下さい。
・220ml缶で、F8サイズ約16枚分吹きつけ出来ます。
・油性マーカーを使用した作品には吹き付けないでください。
・永久的に耐光の効果があるわけではありません。
・吸収性のある画面に吹き付けると白くなることがありますが、
 1度乾かして再度吹き付けると白さは消えます。

☆水彩画 保護ワニス
PHOTO127.JPG
220ml¥1,280+税
防カビ効果のある水彩画用保護ワニスです。
表面2度吹き、裏面1度吹きしてください。
湿度など、カビの絶好の生育条件下の場合防ぎきれないことがあります。

いずれも、絵具で描いた水分がしっかり乾いてから塗布して下さいね!

しかし、スプレーの効果にも限度があります。
特に紫外線はUVスプレーの薄い塗膜よりも、厚いUVカットアクリルの入った額縁に入れた方がよほど効果があります。飾っておいておきたい場合は、防カビスプレーを塗布した後、UVアクリル額に入れるのがおすすめです。
紫外線99%カットの額縁用アクリルは、カワチ各店額縁カウンターにてお取り寄せできますのでぜひご利用下さい!
飾らずにしまっておく場合は、防カビスプレーを塗布し、防湿剤などとビニールパックに入れて(湿気を避ける)、紫外線(太陽光・蛍光灯などの光)のあたらないところに保管して下さい。


色々と絵具などの性質について書きましたが、まずは気軽にスケッチをはじめてみてください!手(チョキ)
(外で描くのにぴったりな気持ちいい季節なので晴れ手(チョキ)アート
使いながら『あっ、もしかしたらこうしたら良いかも!』と発見があると思います〜晴れ
その時にこちらで紹介したような絵具の性質を思い出して頂ければ。。。

さて、次回からは油絵具編!!の予定です!
でもいつ次のブログ書けるかわからないみやこでしたたらーっ(汗)
posted by ミヤコ at 16:20| Comment(0) | 水彩絵の具