2016年11月21日

☆油絵具について〜色々なホワイト・その2〜☆

こんにちは♪カワチ画材東急ハンズ三宮店のみやこですぴかぴか(新しい)

前回のブログに引き続き、油絵具のホワイトの種類について紹介していきたいと思います手(グー)

☆シルバーホワイト
乾燥も速く、中塗り用に最適。
固着力が強く(亀裂・剥落を起こしにくい)、着色力は最も弱い(透明性のある白)です。
*毒性有り(鉛化合物を含みます)。取り扱いにご注意下さい。
注意:硫黄顔料系の色と混合すると黒ずむ恐れがあります。
ウルトラマリン系の絵具とは混ぜないでください。
また、大気中の硫黄を含んだガスに触れると黒ずむ恐れがあります。
完成後6ヶ月経過したら、タブロー(画面保護ワニス)を塗布して下さい。

硫黄ガス??という感じですが、温泉地の旅館に飾りたい!場合や、昔のガスファンヒーターなどに含まれている場合があるので、必ず保護ワニスをかけましょう!

☆セラミックホワイト
ホルベインさんが開発した、新素材セラミックを使ったホワイト。
青みでやや不透明性のあります。
適度な着色力と隠ぺい力があり、安定した性能、混色用、上塗り用に最適。
白色度(白さ)、混色鮮明度(白を混ぜたときの鮮明度)とも非常に優れています。
黄変性も少なく、耐光性もよく、混色制限もなく、理想のホワイトです。

☆クイックドライングホワイト
乾燥時間の抜群に速いホワイト。
黄みで透明性があり、混ぜた絵具の乾燥も早めます
着色力と隠ぺい力が弱めです。
注意:乾燥塗膜は非常に硬くなり、柔軟性がなくなりますので、
キャンバスは巻いたり曲げたりしないでください。
出来るだけ織りのしっかりしたキャンバスを選んで下さい。
また、亀裂を防ぐため一度に厚塗りするのは避けましょう。

亀裂が心配な場合はストロングメディウムを混ぜて下さい。

う〜ん、一口にホワイトといっても透明感のあるものや仕上げ用、乾きの速いものなどいろいろあるんですね!
ぜんぜん違いが覚えられないよ。。。という方、ご安心下さい!
PHOTO088 (2).JPG
油絵具コーナー横のパンフレット置き場にホワイトの違い・一覧がまとめられたホルベインさんのチラシをご用意しています!もちろんご自由にお持ち帰りいただけますので、ご活用下さいね〜。

参考:ホルベイン画材HP「ホワイトノート」


次は画溶液について書く予定です〜。
みやこでしたかわいい
posted by ミヤコ at 10:35| Comment(0) | 油絵具

2016年11月19日

♪ゼンタングルアート体験会♪

こんにちは♪カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこです晴れ

久しぶりに店頭で体験会をおこないますのでご案内いたします〜るんるん
PHOTO087 (2).JPG
今話題の「ゼンタングル」。
ペンなどで模様を描いていくことで、簡単に素敵なアートが描けるんです!
そんなゼンタングルに挑戦してみる体験会を開催します(^^)
お気軽にのぞいてみてくださいね☆

11/26(土)13〜17時、参加費無料・予約不要 
カワチ画材・東急ハンズ三宮店5Cフロアにて
posted by ミヤコ at 18:42| Comment(0) | 体験会

2016年11月13日

☆油絵具について〜色々なホワイト・その1〜☆

こんにちは!カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこです。

油絵具についてお話しておりますが、今回はいろいろなホワイトの絵具について。
・・・ん?ホワイトって白い絵具でしょう?種類なんかあるの?・・・と、思いますよねあせあせ(飛び散る汗)

実は、こんなにいろいろなホワイトの絵具があるんですexclamation
店頭で取り扱っているホルベイン油絵具のホワイトを並べてみました。
PHOTO066.JPG

う〜ん、いっぱいあってどう使い分けるのか分かりにくいですねあせあせ(飛び散る汗)
ひとつひとつ特徴をみてみましょう。


☆パーマネントホワイトEX&SF
迷ったらこちら!下塗りから上塗りまで安心して使えるホワイトです。
黄みで透明性の少ないホワイト。
適度な着色力と隠蔽力(下の色を覆い隠す力)があり、混色用、上塗り用に適しています。
EXとSFの違いは、絵具を練るのに使われている油の違いです。
EX=サフラワーオイル使用・SF=ポピーオイル使用
サフラワーオイルの方が安価なため、パーマネントホワイトもEXの方が値段が安くなっています。
では、SFを使うメリットは何かあるのか?・・・とホルベインの方に聞いてみたのですが。
・・・な、なんと「特にない」そうです。えーーっ!?
ではなぜわざわざ高いSFがあるのか?というと、日本では昔からポピーオイルの方が人気があり使っている先生も多いのでよく売れるとか。逆にサフラワーオイルは画溶液としての知名度があまりなくて売れないそうです。
なので、ポピーオイルにこだわりのある方でなければ、安価でほぼ同じ効果の得られるパーマネントホワイトEXをおすすめいたします手(チョキ)


☆チタニウムホワイト
とにかく白!という場合はこちら。黄みで不透明性の強いホワイト。
着色力と隠ぺい力が強く、上塗り用に適しています。
ハイライト表現や塗りつぶしに。
少し混ぜただけで途端に白っぽくなってしまうので混色には向いていません。
他の混ぜたい色がたくさん必要になってしまいます。一般的にホワイトの方が安いので、もったいないですね。


☆ジンクホワイト
美しい白!上描き専用。
青みで透明性があるホワイト。着色力と隠ぺい力が弱く、仕上げ時の混色用に適しています。
亀裂や剥離の原因となりますので地塗りや下描きには使用できません。
美しいグレーが作れるので根強い人気のあるジンクホワイトですが、扱いには注意は必要です。
含まれている亜鉛華という成分によって、上に塗った絵具を剥落・亀裂させてしまいます。
そのため、下塗りには絶対に使用しないでください。
また、ジンクホワイト以外にも亜鉛華の含まれている絵具がまれにあります。
その絵具も同じように上に塗った絵の具を剥落させますので注意しましょう。
慣れていない方はあまり使用しないほうがよいかもしれません。


長くなりましたので今回はここまで〜。
次回はまだ紹介できていないホワイトをご紹介いたします。
みやこでした!
posted by ミヤコ at 16:11| Comment(0) | 油絵具

2016年11月03日

♪油絵具について〜どうやったら速く乾く?その2〜♪

こんにちは☆カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこです。

前回は『油絵具を早く乾かすには温度を上げるのが一番!』というお話でしたが、
それ以外にも油絵具に使える「乾燥促進剤」がございますのでご紹介しますかわいい

まずは「シッカチフ」。
PHOTO131 (2).JPG
酸素を取り込む働きを促すことで、乾燥を促進します。
ペンチングオイルなどの溶き油と混ぜたり、油絵具に直接練りこんで使います。
注意:混ぜ過ぎると、絵具の表面と下層で乾燥速度のバランスが崩れてしまいます。
特に厚塗りの場合は、表面だけ乾燥して膜を作ってしまうと、下層まで酸素が取り込めなくなって乾燥しづらくなってしまいます。
亀裂・皴よりの原因となりますので、用量を守ってご使用下さい。
溶き油に混ぜる場合=30%まで、油絵具に直接練りこむ場合=10%まで、です。
透明な「シッカチフブラン」は乾燥促進が穏やかで使いやすいタイプ。
褐色の「シッカチフクルトレ」は強力なタイプ。乾くと色は淡くなりますが、白色絵具の場合はシッカチフブランの方がよいでしょう。

もうひとつは速乾性メディウム。店頭には「ラピッドメディウム」をご用意しています。
PHOTO132.JPG
こちらはアルキド樹脂を加工した単色のメディウム。
かなり早い時間(数時間)で指触乾燥(完全に乾いたわけではないが、指で触れても絵具がつかない程度に乾いた状態)に持っていくことが出来ます。
シッカチフと違って、混ぜる量に制限はありません。
1:1の割合かそれ以上混ぜると効果が顕著です。
淡色なので白色絵具にも問題なく使えます。
やわらかくするときはペトロールやテレピンを混ぜて下さい。
光沢があり、強靭な塗膜を作ります。
ただし、塗膜が固く柔軟性がないため、キャンバスをはがして丸めたりなどするとひび割れることがあるので注意が必要です。

いかがでしょうか?文字だけでは分かりにくいかもしれませんが、ぜひ実際に色々混ぜてみてご自身の制作にあった分量を見つけてみてください!

次回は色々種類があってどう違うのか分かりにくい「ホワイト」について書きたいと思います〜。
みやこでしたexclamation×2
posted by ミヤコ at 17:10| Comment(0) | 油絵具