2017年01月19日

☆油絵具について〜画用液編・その1〜☆

こんにちは!カワチ画材・東急ハンズ三宮店のみやこです(`・ω・´)
だいぶご無沙汰してしまいましたあせあせ(飛び散る汗)気がつけば新しい年になってました。。。
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さてさて、前回まで油絵具のお話をしておりましたが、今回はその画用液について。
油絵具の画用液は、大きく分けて3種類あります。
PHOTO095 (2).JPG
うすめ液(溶剤):ペトロール・テレピンなど、絵具を薄めるためのもの。揮発して画面には残りません。
PHOTO131.JPG
のり(乾性油):リンシード・ポピーオイルなど、顔料を画面に定着させる役割の物。酸素と反応して固まります(酸化重合する→黄変する)。一度固まると溶剤には溶けません。
PHOTO129.JPG
ニス(樹脂):パンドルなどのワニス。光沢を整えたり絵具の固着を良くするためのもの。乾性油とは違い、固形の樹脂を溶剤で溶かした物なので、乾燥後も溶剤で溶けます。乾性油と違い酸化しているわけではなく、溶剤が揮発して乾燥するので、黄変はしません。

画用液の基本的な使い方としては、
・描き始めは揮発油(溶剤)だけでといて描く。
 →大まかな下書きや全体の色付け。すばやく乾燥し、かさかさした感じ。
・描き進むにつれて、乾性油を揮発性油に少しずつ混ぜていく。
 →徐々に描き込んでいく。調合が難しい場合はペンチングオイル(調合油)を使う。
・仕上げにつれて乾性油の割合をさらにあげる。
 →その分乾燥も遅くなるので、乾燥促進剤(シッカチフなど)を混ぜる。

この、上に塗り重ねるほど乾性油を多くしていくことを『ファットオーバーリーン(fat over lean)』といいます。(漢字で書くと『上層富油 下層貧油』)
これがしっかりした画面の油彩画を描く重要ポイントです!
もし逆にはじめ乾性油たっぷりでその上に揮発油で描いてしまったら・・・?おそらく絵具の剥落・亀裂で大変なことになってしまうでしょう・・・がく〜(落胆した顔)たらーっ(汗)


次回は、具体的にそれぞれの溶き油の特徴をご紹介していきたいと思います〜。
みやこでした!



posted by ミヤコ at 18:06| Comment(0) | 油絵具